
1年後の20歳のときに、所長から
「すごく頑張ってくれているから正社員にしてあげる」と言われ、
晴れて就職できた。
このころ先輩たちが土地の仕事しているのを見て自分も土地の仕事をしてみたいと思い始めていた。
正直、建物の仕事に飽きていたのだ。
思い切って所長に
「正社員になったから土地の仕事がしたい」と訴えた。
返ってきた返事は、
「まだ土地の仕事はさせられない」
「なぜですか?」
「まだ若すぎて隣地の人が信用しないから」
「大丈夫ですよ。俺できますって。」
「測量士補に合格したら仕事まかせるよ。それまでは、建物を頑張ってよ。」
「分かりました。測量士補の勉強始めます。」
測量士補の勉強スタート。
今まで勉強をしたことがなっかたので何から始めればいいか分からなかった。
とりあえず先輩に
「測量士補の勉強って何をしたらいいですか。」って聞いたら
「俺が勉強してたときの本があるからあげるよ。」
と言われその本で勉強を始めた。
その本にはすでにラインが引かれていたり、星マークがついていたりと勉強の跡が残っている。
10分の1ぐらい本を読んだが、何か頭に入ってこない状態だ。
人が引いたラインに気が散るし、なぜそこが重要かも理解していないからよけい嫌になってきた。
イライラが溜まってきて、これまで遊びを我慢してたのもあって爆発したように遊び始めた。
当然結果は不合格。
自分にはやっぱり勉強は向いてない。
別に調査士になりたいわけじゃないし、遊びたいし勉強はいいやってなっていた。
仕事は慣れた建物だけをやってればいいので、定時で会社から逃げるように帰り、パチンコや友人と遊びほうけていた。
でも、測量士補の試験だけは受けないと、会社に居づらいのでとりあえず受けた。
結果は不合格。
これで2回連続試験に落ちた。
PR