
高校を卒業して1年間プー太郎生活を満喫していた。
毎日毎日友人と遊びまくって、気づいたときにはお金がまったくない。
「さすがにバイトしなきゃまずい。」
「でも遊ぶ時間が減るのも嫌だな。」
「家から近いとこでバイト募集してたら働こう。」
そんな気持ちで雑誌を見ると家から近いところでは、飲食店やコンビニばかり。
高校生のときに飲食店でバイトしたことがあり、しんどい思い出しかなかったからパス。
コンビニは友人がダルいとか言ってたのを聞いてたからパス。
全然いいバイトないやと少し凹んでいると、後ろのほうのページに測量補助時給1000円と書かれているのを発見。
測量って何?って感じでしたが、時給1000円に釣られた。
当時飲食店やコンビニは時給800円ぐらいなのに1000円は魅力的に見えた。
さっそく応募して面接に行き、
「土地家屋調査士って知ってる?」と聞かれ
「知りません」って答えたら
「土地とか建物を測量して登記して何たらかんたら・・・」
「へー。そんな仕事なんですね。」って答えたが、よく分からなかった。
そのほか
「車の運転できる?」
「運動は得意?」
「髪の毛黒くできる?」(茶髪でした)
とか聞かれ
全部「はい」って答えたら
明日から来てと言われバイトが決まった。
バイトに行くと社員が14人いる大きな事務所だった。
その当時は、大きいとか小さいとか分からなったが、今なら分かる。
大きい。
「最初は登記のこと勉強して」と言われ、
登記簿の読み方や登記の本を一日中読まされた。
次の日「建物の登記を覚えて」と言われ
建物表題登記と滅失登記の補助をすることになった。
最初の1,2か月は登記を理解するのに必死。
3か月目には、登記を完了させることは同じことだけど、現場によって建物が違うという楽しさが出たり、
仕事のスピードが上がってくると褒められたりしてうれしくなってきた。
6か月後には、月20件ぐらい、2日に1回ペースで建物を測量し、ひたすら申請してた。
このころからバイト漬けで友人と遊ぶことが減ってきた。
そこからさらに、表題変更も補助させてもらえるようになり、がむしゃらにバイトした。